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フロス・ロゴの歴史

フロスは、現代のマーケティング・コンサルタントを夢中にさせている経済的価値を得るだけでなく、実力を持った会社の証である有力な「ブランド確立」と、「企業」から「ブランド」への通常多くの時間を要する難しい進化をたった数ヶ月で成し得ました。
創業当時(1961年)に創られたロゴは、年月を経てもわずかの変更がされただけでした。おそらくそれは、ロゴが、ディノ・ガヴィーナに始まり、セルジオとピエロ・ガンディーニに受け継がれた実験やプロジェクト、ビジネス戦略に対する「軽快さ」を見事に表現し守っていたからでしょう。
アキッレ・カスティリオーニ兄弟の大の友人であり、彼らと多くのコラボレーションを図ったハインツ・ワイブル氏―マックス・フーバーの弟子でアシスタントであった彼がその才能を遺憾なく発揮しフロスのロゴの新たな書体を創り出したのは、彼がまだ30歳のときでした。

ワイブル氏は、当時、長年主流であったHelveticaフォントに逆行し、企業のロゴにはそれまであまり見られなかった「上品さ」を兼ねたフォントをデザインしました。左に向かってOが少々回転していることは、特にダイナミックさと、数年後にはイタリアのモダンインテリア照明界の名作照明を数多く世に送り出すであろう自由奔放な創意を感じさせてくれます。

ワイブル氏の初期のロゴはフロス社を成功へと導き、その後は数名のグラフィックの巨匠だけがこのロゴのレイアウトをレタッチしました。
1966年にマックス・フーバー自身がロゴを4つ角が接しない開いた正方形に入れ、その数年後にはその角が閉じられました。1970年には鬼才ピノ・トヴァリアがロゴの文字を上に移動し、背景を紫-ブルーに変更し、文字色を以降主なブランドカラーになったオレンジ色を導入しました。このトヴァリア氏は、70年代のデザイン専門誌「オッターゴノ(Ottagono)」や他の雑誌上でエレガントな広告デザインを数多く生み出しています。そこでは超現実的な意図でフロスの文字が写真画像の背景として使用されました。

その後30年間は、文字の細かな修正を除けばロゴは特に変更されませんでした。90年代になり、イメージ委員会にフィリップ・スタルク氏が加わり、ピエロ・ガンディーニが就任してからより根本的な変更がなされ、Bruno Le Moultがロゴを再度デザインすることになりました。文字は正方形の中央に移動され、カラーロゴと共に白黒のミニマルなバリエーションと、今日ホームページで使用しているように正方形がないバリエーションもあります。
こうして「上品」なフロスのロゴは、イタリアデザインの黄金時代から軽快でダイナミックで生き生きとしたブランドの歴史を忘れることなく、世界を変革し続けているデジタル技術の波に乗り、デジタルページにおいてより自由な拡がりを持つようになりました。

Stefano Casciani

  • LOGO_1
    1966 version, used for advertising in Ottagono
  • LOGO_1
    1966 version by Max Huber
  • LOGO_1
    1966 version by Max Huber
  • LOGO_1
    1970 version by Pino Tovaglia
  • LOGO_1
    mid 1990’s version by Bruno Le Moult
  • LOGO_1
    mid 1990’s version by Bruno Le Moult
  • LOGO_1
    mid 1990’s version by Bruno Le Moult